貯金という壁

誰だって貯金はしなければならない、と思っていることでしょう。しかし、とにかく貯金するのが苦手で、実行できないという人がたくさんいます。手持ちのお金があれば何かに使いたくなってしまう欲求は確かになかなか我慢できるものではありません。

 

しかし、一度に大金がポンっと入ってくるような幸運などはまずありませんから、結局は、確実に貯金はしなければならないのが現実です。ある程度まとまったお金を貯めようと思えば、ある程度は計画的に確実に毎月貯金していくことになります。

 

ところが現実的にはそれがなかなかできないジレンマに陥ります。もちろん、ちゃんと貯金ができるのなら、それに越したことはないのです。あえて言えば、貯金ができない人は、20代の若い人が多いかもしれません。貯金がまるっきりゼロだと言う人も結構いるでしょう。

 

また、それどころか「ATMでお金をおろそうとしたらたった5000円しかなかった!」などという会話も結構出てくると思います。給料もまだ安くて1人暮らしなら、おそらく生活費だってぎりぎりです。遊びたいこともいろいろあるし、矛盾を感じるかもしれません。

 

むしろ、20代前半から貯金に専念して遊びにまったく行かないという方が不自然でもあります。

 

しかし、20代後半~30代ともなればそうはいきません。今後の生活を考えれば、どうしても貯金という課題はクリアしなければならないのです。

 

一般的な貯金に関するアドバイスでは、毎月の貯金額設定において、無理のない金額の設定をすることがセオリーとなっています。ところがこれが落とし穴となっていて、実はある程度意識して無理もしていかないとなかなかお金は貯まらないのです。気持ちをスパっと切り替えて、ある程度まとまった金額を貯めようと決意しないと実行も難しいのかもしれません。