月3万円を貯蓄すための具体的な作戦

 

ここではもう少し具体的に毎月3万円貯めるための費目別の節約について考えて見ましょう。まずは「固定費」関係です。固定と言えば、部屋の賃貸料、光熱費、水道代、通信費などですが、これはあまり削れないと思っていないでしょうか?

 

ここでも少しの手間と工夫で大きな節約につなげられます。一度支出内容を見直してみましょう。ちなみに電気、ガス、下水道など公共料金は、銀行口座引き落としにすれば数十円ですが割引になるケースがあります。銀行口座引き落としの割引がない場合は、クレジットカード払いにすればポイントを貯めることができます。

 

携帯電話などの通信費は大きい部分です。料金プランはこまめに見直しましょう。NHK受信料も年払いにすると約7%安くなります。国民年金も年払いにすれば年間3千円程度の割引になります。

 

そして住居費です。賃貸住まいなら、公営住宅、特定有料賃貸住宅など、良質で安い家賃の制度の利用を検討してみましょう。分譲住宅なら、住宅ローンの見直しで、もっと有利な返済法を探しましょう。

 

保険料も、何年間も同じものに入りっぱなしの場合は、保険料を節約できるケースが多くあります。特に貯蓄性のある保険は険料も高いので、もともと死亡保障のための保険なら、掛け捨てだと割り切るのも手です。特約などもあわせて見直してみましょう。

 

自動車も大きな支出です。通勤に使うなら経費の安い軽自動車も検討してください。たまにレジャーに使う程度なら、自家用車はやめて、レンタカーやカーシェアリングの利用を考えましょう。自賠責保険料は、長期契約なら割引率が高くなる場合があります。

 

「流動費」では、食費、外食費、日用品代、レジャー費、ガソリン代、医療費、交際費など、見直す点がいろいろあると思います。特に何も意識せずに出費する人は、無駄なところにお金を使ってしまうものです。ここでは家計簿をつけることが重要です。使途不明金につながりやすい項目は要チェックです。ちょっとの意識の差が実は貯金額の大きな差になる分かれ目なのです。